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Illustratorの練習問題|下絵をなぞって動物のイラストを作ろう


手描きの下絵をIllustratorへ置き、パーツごとになぞって色を付けます。下絵と描画のレイヤーを分け、見える輪郭を整えることが今回のポイントです。

解説動画を見る(全編 21分)

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作業を始める前に

今回のミッション

  • 教材番号: AI-0030
  • 対象: Illustratorで基本の選択・移動を練習している方
  • 練習する操作: 画像の配置、テンプレートレイヤー、ペンツール、線端、共通選択
  • 保存形式: 編集できる .ai

用意するもの

練習用の下絵を開く から画像を保存してください。自分で描いたクマ・蝶・ひよこの下絵でも練習できます。

見本と同じ色や形へ完全にそろえる必要はありません。操作の意味を確かめながら、自分の形に調整してください。

1.下絵を配置する

このパートを動画で見る3:23〜

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A4横・CMYKのドキュメントを作り、AI形式で保存します。下絵画像を作業用フォルダーへ保存し、[ファイル]→[配置]で選びます。リンク配置にした場合は、後から画像だけを別の場所へ移さないようにしてください。

アートボードに収まる大きさへ配置します。縦横を別々に伸ばさず、元の比率を保ちましょう。

方眼紙に描いたクマ・蝶・ひよこの下絵を配置した画面
配置した下絵です。最初に全体の大きさを決めてから、描画用のレイヤーを用意します。

2.下絵を薄くして固定する

このパートを動画で見る5:09〜

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問題 1|ここで考えてみよう

下絵を薄くし、誤って動かさずにトレースするにはどんなレイヤー構成にしますか?

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下絵と描画を同じレイヤーで扱わない。

メモは保存されません。ソフトで試してから、解答例と比べてみましょう。
解答例と理由を見る

下絵用レイヤーをテンプレートにし、上の別レイヤーでトレースする。単なる不透明度調整だけでなく、ロックと描画先の分離を確認する。

問題1の操作を動画で見る6:02〜

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レイヤーパネルで下絵のレイヤーのオプションを開き、テンプレートにします。画像を薄く表示する割合は50%を目安にし、線が見えやすい濃さへ調整してください。下絵がロックされていることを確認し、その上に「トレース」レイヤーを作ります。

下絵用レイヤーをテンプレートとして設定するダイアログ
下絵は薄く表示し、描く場所とは分けます。描画できないときは、ロックされた下絵レイヤーを選んでいないか確認します。

3.クマをパーツごとになぞる

このパートを動画で見る7:43〜

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描画用レイヤーを選び、ペンツールの塗りをなし、線を黒系の色にします。頭・耳・体など、あとから色を分けたい単位で閉じたパスを作ります。曲線ではドラッグしてハンドルを出し、ダイレクト選択で形を整えます。

クマの頭の輪郭をペンツールでなぞっている途中画面
点を増やしすぎず、滑らかな部分はハンドルで調整します。下絵と完全一致させる必要はありません。

問題 2|ここで考えてみよう

上のパーツに隠れる部分の輪郭まで、ぴったりなぞる必要はありますか?

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最後の重ね順を先に考える。

メモは保存されません。ソフトで試してから、解答例と比べてみましょう。
解答例と理由を見る

必ずしもない。あとで上のパーツを重ねる前提なら、隠れる部分は少しはみ出して描ける。見える輪郭と継ぎ目を確認する。

問題2の操作を動画で見る9:45〜

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頭の後ろに隠れる体や耳は、見えない部分を少し重ねて描けます。体を背面、頭を前面へ置き、境目に不自然な隙間がないか確認します。目や鼻は楕円などの図形を使って構いません。

クマの頭と体、顔のパーツを線で描いた画面
複数のパーツを組み合わせた段階。まだ下絵が見えているため、次に一度非表示にして輪郭を確認します。

4.蝶とひよこを描く

このパートを動画で見る12:22〜

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蝶の羽は左右を別パーツにし、体を中央へ重ねます。ひよこは丸い胴体・くちばし・脚に分けましょう。羽や胴体は閉じたパス、脚は開いた線として作れます。

問題 3|ここで考えてみよう

ひよこの脚の先端だけが角ばっています。線の太さを変えず、どこを調整しますか?

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先端と途中の角を分ける。

メモは保存されません。ソフトで試してから、解答例と比べてみましょう。
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線端を丸型にする。折れ曲がりの角はラウンド結合という別設定で調整する。

問題3の操作を動画で見る15:59〜

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脚を選び、線パネルの線端を丸型にします。折れ曲がる角の丸みはラウンド結合で別に調整します。線幅だけを増やすと脚全体が太くなるので、形状の設定と区別してください。

ひよこの脚付近と線の設定を確認している画面
線の先端と途中の角は別設定です。下絵を隠した状態でも、先が丸く見えるか確認しましょう。

5.色と線のトーンをそろえる

このパートを動画で見る15:38〜

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下絵の表示をオフにして、塗りを付けます。見えなくなったパーツがあれば重ね順を確認してください。クマは茶色、蝶は明るい色、ひよこは黄色など、見分けやすい色を選びます。

トレースしたクマへ茶色を付けた画面
色を付けたことで、輪郭の重なりや隙間が分かりやすくなります。下絵の線がなくても形が成立しているか確認します。

問題 4|ここで考えてみよう

黒い線を全部少し薄くしたいとき、1個ずつ選ばず変更するには?

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同じ属性を持つものをまとめる。

メモは保存されません。ソフトで試してから、解答例と比べてみましょう。
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基準のオブジェクトを選び、[選択]→[共通]で線のカラーが共通するものを選択し、まとめて色を変える。選択された対象を確認してから変更します。

問題4の操作を動画で見る18:23〜

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同じ線色を持つオブジェクトを[選択]→[共通]からまとめて選べます。選択された範囲を一度確認してから、線を少し柔らかい色へ変更します。目や鼻まで意図せず変わった場合は取り消し、対象を分けて調整しましょう。

6.下絵なしで仕上がりを確認する

このパートを動画で見る14:41〜

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3つのイラストを並べ、サイズと余白を整えます。下絵レイヤーは削除せず非表示で残すと、後から形を見直せます。描画レイヤーのパーツも統合せず、AIファイルに保存しましょう。

白い背景へ色付きのクマ・蝶・ひよこを並べた完成画面
完成見本。背景を飾る前に、下絵なしで輪郭・色・線端が整っているか確認します。

完成チェック

  • 下絵がロックされ描画用レイヤーと分かれている。
  • 下絵を隠してもイラストの形が成立している。
  • 隠れるパーツの重ね順に不自然な隙間がない。
  • 脚の線端や線色をまとめて調整できる。
  • 編集用ファイルを保存し、補正やパーツを後から直せる。

完成したら、見本と変えた点を一つ説明してみましょう。共有用の画像を書き出す場合も、編集用ファイルは別に残しておきます。